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サイバーエージェントの株は購入すべきか、決算短信などを読んでみたお話

サイバーエージェント用語だらけの桃太郎が面白かったので、サイバーエジェンととはなんぞや?と思い決算短信やIR資料をもとに調べてみました。

ameblo.jp

 サイバーエージェントの主な事業は4つ

サイバーエージェントって社名はよく聞くけれど、実際には何をしている会社か分からないって方も多いのではないでしょうか。

サイバーエージェントは主に4つの事業を行っていて、それぞれの事業ごとに数多くの会社を有している企業集団です。

 

主な事業は下記の4つ

1.メディア事業

メディア事業には、「AbemaTV」、「FRESH!」、「Ameba」等の企業が属しています。「AWA」や「7gogo」といった近年、話題になったコンテンツ会社もここに属しています。AWAってサイバーエジェンと傘下だったの知らなかったなあ。

当期の業績は、売上高は約219億円、営業損益は約83億円の赤字となったようです。200億を超える売上がありながらも赤字がでたのは100億円を事業投資に費やしたからということです。


2.ゲーム事業

ゲーム事業には、「サムザップ」、「ジークレスト」、「アプリボット」等が属しているほかデレステやグラマスで有名な「Cygames」が属しています。

グランブルーファンタジー

グランブルーファンタジー

  • Cygames, Inc.
  • ゲーム
  • 無料

ゲーム事業の当期の業績は、話題になっている主力タイトルが好調に推移したおかげで、売上高は約1,226億円、営業損益は約304億円の利益計上となったようです。ちなみに、スマホゲーム事業のサイバーエージェントのシェアは売上高で比較した場合ミクシィバンナムについで3位。コロプラガンホーより高いんですね。

 

3.インターネット広告事業

インターネット広告事業には、スマホゲー配信ソフトのOPENRECなどを扱っている「CyberZ」をはじめ広告プラットフォーム事業などを手がける企業達が属しています。

当期の業績は、売上高は約1,704億円、営業損益は約145億円の利益計上となったようです。

インフィード広告・動画広告は今後も高成長が見込まれるということで販売強化を経営課題としても訴えています。

 

4.投資育成事業

投資育成事業には「サイバーエージェントクラウドファンディング」をはじめとしたコーポレートベンチャーキャピタルやファンド運営企業が属しています。「21世紀を代表する会社を創る」という企業ビジョンを掲げているだけあって、投資は惜しまないって感じですね。

当期の業績は、売上高は約17億円、営業損益は約3億円の利益計上となったようです。

 

全体の当期業績は以下の通りでした。

売上高は約3,106億円、営業利益は約367億円、経常利益は約353億円、親会社株主に帰属する当期純利益は約136億円となったようです。連結の売上高、営業利益は共に過去最高を更新していますね。

 

次期の業績見通しについては以下の通りでした。

今期の予想については、動画広告市場の急成長とスマートフォン市場の成長を予想しているらしく、連結売上高は約16%増の3,600億円を予想しています。当期の実績より約500億円増加を見込んでいますね。

しかし、連結営業利益については約70億円の減収の280億円を見込んでいるとのこと。理由は、「AbemaTV」などのメディア事業へ役200億円の先行投資を行うからのようです。親会社株主に帰属する当期純利益は100億円との予想をだしています。もし、予想どおりになったらここ3年間の中では1番悪い営業利益になります。

 

売上高だけをみれば年々右肩上がりですが、利益についてはマチマチで、PERも約35倍と情報通信銘柄の中では普通かやや高めといった感じで配当利回りも低く、優待もありません。

そして、この会社は中期経営計画などの事業戦略は、インターネットを取り巻く環境の変化が激しという理由から開示していません。

確かに激しいですが、中長期的な成長を語ってくれなきゃ、中長期投資をするほうとしては買う気にはなれないかなぁ。。。短期的みても優待なし、来期の営利が当期割れするのは確実みたいですし。。。

働くうえでは面白そうな会社ですけれど、投資対象にはならないかなぁ。。。